おもかげlover...〜最上級に最低な恋〜
佐藤くんを-最低な人-にしたくなかった。
この2日間でわたしがずっと探していたものを全てくれた人。
「事故だから…全部事故なんだから」
「えっ……事故…事故か…そっか…」
「そうだよ…事故に決まってるじゃん…それにわたし佐藤くんが言う様な純粋な女じゃないからね」
言葉も発さずわたしを見る佐藤くん。
こんな状況なのに手は繋いだままなのが不自然だけど…わたしから手を離す強さはなかった。
隣の部屋から音楽がハッキリ聞こえる。
一回深く息をはいて、わたしは決めていた言葉を口にした。
「彼氏がいるの…」
「うん、知ってるけど…」
「違うの…もう一人…潤くん以外にもう一人いるの」
「はっ?!うそでしょ?笑」
「本当だよ。高校の時から付き合ってるの。潤くんにもウソついてるし、やまやまだって知らない。わたし最低でしょ?」
″まじかよ…″と声が小さくなっていく佐藤くんは手を握る力も弱くなる。
「なんで彼氏いるのに…他にも…」
泣きたくて、でも必死に堪えて淡々と話す。
「彼とは現実ばかりを見ているから…もう一人、夢の世界の王子様にドキドキをもらうの」
「……ごめん、全然…意味がわからない」
この2日間でわたしがずっと探していたものを全てくれた人。
「事故だから…全部事故なんだから」
「えっ……事故…事故か…そっか…」
「そうだよ…事故に決まってるじゃん…それにわたし佐藤くんが言う様な純粋な女じゃないからね」
言葉も発さずわたしを見る佐藤くん。
こんな状況なのに手は繋いだままなのが不自然だけど…わたしから手を離す強さはなかった。
隣の部屋から音楽がハッキリ聞こえる。
一回深く息をはいて、わたしは決めていた言葉を口にした。
「彼氏がいるの…」
「うん、知ってるけど…」
「違うの…もう一人…潤くん以外にもう一人いるの」
「はっ?!うそでしょ?笑」
「本当だよ。高校の時から付き合ってるの。潤くんにもウソついてるし、やまやまだって知らない。わたし最低でしょ?」
″まじかよ…″と声が小さくなっていく佐藤くんは手を握る力も弱くなる。
「なんで彼氏いるのに…他にも…」
泣きたくて、でも必死に堪えて淡々と話す。
「彼とは現実ばかりを見ているから…もう一人、夢の世界の王子様にドキドキをもらうの」
「……ごめん、全然…意味がわからない」