おもかげlover...〜最上級に最低な恋〜
どうせ最低にしか生きられないなら、思いきり素直でいようって…そう思った。
胸から顔を上げて、わたしより少し高い背がちょうど良くて、我慢した分とびきり甘いキスをした。
見つめあった先の笑顔に胸が高鳴っていく。
「あっ、まだやる事あった」
と言って佐藤くんはわたしの手首をギュッと握りしめ、わたしをお店へ引っ張っていく。
手を引かれて連れ去られていくような強引なシチュエーションと、短髪の似合う男らしい横顔に酔いしれる。
カウンターの向こうへ飛ばされた声に…
「やまうらさん、あこちゃんオレがもらっていいっすか?」
また、恋をする。
何度だって恋をする。
何度だって恋を知る。
おもかげlover…
2018.03.26 END
胸から顔を上げて、わたしより少し高い背がちょうど良くて、我慢した分とびきり甘いキスをした。
見つめあった先の笑顔に胸が高鳴っていく。
「あっ、まだやる事あった」
と言って佐藤くんはわたしの手首をギュッと握りしめ、わたしをお店へ引っ張っていく。
手を引かれて連れ去られていくような強引なシチュエーションと、短髪の似合う男らしい横顔に酔いしれる。
カウンターの向こうへ飛ばされた声に…
「やまうらさん、あこちゃんオレがもらっていいっすか?」
また、恋をする。
何度だって恋をする。
何度だって恋を知る。
おもかげlover…
2018.03.26 END