おもかげlover...〜最上級に最低な恋〜
「そうなんだ。いそうなのにね!」

「あはは、そうですか?」

ナチュラルに繋がっていく2人の会話。

いつ別れたの?とか、なんで別れたの?とか…適当に答えていくわたし。
副店長は見かけによらずとても会話が上手。

「どんな人がタイプなの?」

この質問が2人の距離を一気に近づけた。


「王子様みたいな人です」



「くっくっくっ」

と顔をくしゃくしゃにして笑い出した副店長。


「いまどきそんな答え方するやついないよ。なに天然系なの?笑
それともイタイ子系?笑」

バカにしたように笑いながら副店長はわたしを見た。



「イタイ子じゃないです!
王子様みたいな人って言うの変ですか?」


「白タイツにかぼちゃパンツはいた?」


相変わらず、くっくっくっ。と笑いながら的外れな副店長にわたしはふくれながら言った。


「そういうんじゃなくて!笑」


思わず出たタメ口。
副店長はわたしをからかうのが楽しくなったみたいで、この日わたしをイタイイタイ子ちゃん♪と呼び続けた。

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