おもかげlover...〜最上級に最低な恋〜
店長が帰って、ふたりきりの時間。
恋ではないと言い聞かせてはみても…
わたしの声のトーンも話し方もちょっとした仕草も視線も全て…水島くんだけに向けられた特別なものになってしまう。
淡々と業務をこなして気を逸らしても、絶対的にやってくるのは暇な時間。
お客さんの動きがなくて、わたしはカウンターにただ立ってそわそわする。
ブースの掃除を終えた水島くんがふーっと一息ついて、キッチンへ入っていった。
「こっちに居ていいよ」
水島くんの声がして、ドキンとなって…
「あっ!はい…」
なんて言って、ゆっくりとキッチンへ向かった。
キッチンという狭い空間にふたりで入ってしまうと、例えようの無い緊張感とどことなく気まずい感覚がわたしを襲う。
やまやまとふたりの時はそんな感覚はみじんも感じなかったのに。
昔からそうだ…異性として意識してしまうと慣れるまで会話が上手に出来ない。
それは知人や身内の想像を遥かに上回る程。
恋ではないと言い聞かせてはみても…
わたしの声のトーンも話し方もちょっとした仕草も視線も全て…水島くんだけに向けられた特別なものになってしまう。
淡々と業務をこなして気を逸らしても、絶対的にやってくるのは暇な時間。
お客さんの動きがなくて、わたしはカウンターにただ立ってそわそわする。
ブースの掃除を終えた水島くんがふーっと一息ついて、キッチンへ入っていった。
「こっちに居ていいよ」
水島くんの声がして、ドキンとなって…
「あっ!はい…」
なんて言って、ゆっくりとキッチンへ向かった。
キッチンという狭い空間にふたりで入ってしまうと、例えようの無い緊張感とどことなく気まずい感覚がわたしを襲う。
やまやまとふたりの時はそんな感覚はみじんも感じなかったのに。
昔からそうだ…異性として意識してしまうと慣れるまで会話が上手に出来ない。
それは知人や身内の想像を遥かに上回る程。