おもかげlover...〜最上級に最低な恋〜
「甘いもの好きなんですね」

うん。と頷いた水島くんは

「敬語やめよ?」

とわたしを見つめてくれた。

合った目を逸らしながら…

「あっ、はい…徐々にでいいですか?」

とハニカムわたしに、うん。とまた頷いて、

「タメだしね」

なんて笑っている水島くんを見て、やまやまには完全にタメ口な自分を思い出した。



「ヤマウラさんって何歳なんですか?」

「来月で30だって言ってたよ」

「30!?あー…30かぁ…」


8歳も年上の人に”やまやま”なんてあだ名をつけて、会ったその日にタメ口をきいていた…とことん生意気な女だなわたしは…と思った。






「なんかあった?」

と聞いてくれた水島くんに

「いや、大丈夫…で、す。」

と言うと、キョトンとした顔をして不思議そうな顔をした。

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