おもかげlover...〜最上級に最低な恋〜
「連らく先…交換しとこう?」
わたしにうつるのは携帯電話を持つ水島くんの横顔。
聞き間違えてはいないはず…
″連らく先交換しとこう?″
と言われた。
息を吸い込む様にはっとして、それをはき出すように″ふぇ?″とマヌケな声が出た。
「あっ、はい!」
と我に返ってあわててバッグから携帯電話を取り出した。
仕事が終わる20分前。
わたしは震えてしまいそうな手をもう片方の手で支えながら、水島くんの携帯電話にわたしの携帯電話を近づけて連らく先を送り合った。
嬉しいという気持ちより驚きが勝ってしまうのは、水島くんがそんな行動をするような性格だとは思えなかったから。
わたしはキョトンとしつつも走り出しそうになっている心を感じていた。
そんなわたしを冷静にさせるのもまた水島くんで…
シフト表に目をやりながら水島くんは言った
「仕事で必要かもしれないから…。」
と。
「はい!」
と明るく答えながらも…
仕事…仕事でだよね。
と舞い上がりそうな気持にストップをかけるように言い聞かせた。
わたしにうつるのは携帯電話を持つ水島くんの横顔。
聞き間違えてはいないはず…
″連らく先交換しとこう?″
と言われた。
息を吸い込む様にはっとして、それをはき出すように″ふぇ?″とマヌケな声が出た。
「あっ、はい!」
と我に返ってあわててバッグから携帯電話を取り出した。
仕事が終わる20分前。
わたしは震えてしまいそうな手をもう片方の手で支えながら、水島くんの携帯電話にわたしの携帯電話を近づけて連らく先を送り合った。
嬉しいという気持ちより驚きが勝ってしまうのは、水島くんがそんな行動をするような性格だとは思えなかったから。
わたしはキョトンとしつつも走り出しそうになっている心を感じていた。
そんなわたしを冷静にさせるのもまた水島くんで…
シフト表に目をやりながら水島くんは言った
「仕事で必要かもしれないから…。」
と。
「はい!」
と明るく答えながらも…
仕事…仕事でだよね。
と舞い上がりそうな気持にストップをかけるように言い聞かせた。