おもかげlover...〜最上級に最低な恋〜
すると佐藤くんが
「潤、王子様らしいっすよ」
とまた余計なことを口にした。
ふたりは完全にわたしをバカにして笑っている。
「水島くん王子さまか?」
「オレも、潤が王子様?って疑問すぎて何度も聞いたんすけどね…」
そんな会話をするふたりにわたしははっきりと言い切った。
「水島くんは王子様です!」
自分で言い切ったくせにポッと赤らむ。
やまやまはクックックと笑い、
佐藤くんは
「そもそも王子さまって表現が…」
と、笑った。
平穏であったであろうこのお店に、わたしは強い風を吹き荒らしていく。
きっとこの時すでに、少しずつ吹き荒らし始めていたのかもしれない。
「潤、王子様らしいっすよ」
とまた余計なことを口にした。
ふたりは完全にわたしをバカにして笑っている。
「水島くん王子さまか?」
「オレも、潤が王子様?って疑問すぎて何度も聞いたんすけどね…」
そんな会話をするふたりにわたしははっきりと言い切った。
「水島くんは王子様です!」
自分で言い切ったくせにポッと赤らむ。
やまやまはクックックと笑い、
佐藤くんは
「そもそも王子さまって表現が…」
と、笑った。
平穏であったであろうこのお店に、わたしは強い風を吹き荒らしていく。
きっとこの時すでに、少しずつ吹き荒らし始めていたのかもしれない。