おもかげlover...〜最上級に最低な恋〜

「まぁ取りあえず、連らく先交換してみたら?」

やまやまの提案に佐藤くんが頷きながら言う。

「そうだよ!聞いちゃいなよ」

茶化しながらわたしの想いを煽る2人に、ボソリと言った。



「連らく先は、もう交換した」


「まじで?!やる事がはえーよ」

と驚くやまやま。
続けて佐藤くんが、

「教えてーって言えたんだ?」

とあくまでわたしからの行動と思っている2人。


「いや…水島くんから」



わたしがそう言った瞬間だった。
やまやまと佐藤くんは目を見開いて見つめ合う。
息をのむ音が聞こえそうな程一瞬静けさに包まれた。
そして2人は目を見開いたままわたしを見つめて言った。


「えっ?まじで?!ウソだろ?水島くんから?」

と、やまやまの驚きに溢れた顔に笑顔はない。


佐藤くんに至っては、あんなにもずっと座っていたイスから立ち上がって両手で頭を抱えるようなポーズをしながら

「え?じゅんが?じゅんから交換しようって言ってきたの?!」

と、軽くパニック感すら感じる反応。

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