おもかげlover...〜最上級に最低な恋〜
その言葉にかぶる勢いでまた2人の声が、ボルテージが上がる。
「ないないないない!」
「仕事でなんて必要ねぇよ、なんかあったら店の電話にかけりゃいいんだから!」
「だって前にいた女性2人とも、じゅん交換してないっすよ」
佐藤くんから出たのは前にここで働いていた女性の話。
「イタ子ちゃん入る前に、うちらとタメの子と一個上の女の子も一緒に働いてたんだよ!
その子たちともじゅんは連らく先交換してないよ!」
予防線のつもりで言った言葉が…
ますますわたしを舞い上がらせる種になってしまった。
パッと花が咲くように、不器用な水島くんの笑顔が浮かび恋しくなった。
「やべーもう次のバイトの時間!
衝撃すぎて時間忘れてた」
などと言いながら、水道横にある鏡を見て鎖骨下くらいまである髪の毛を結び直し、あわただしく準備を始めた。
水島くんも顔にかかるくらいの男の人にしたら長めな髪型だけど…佐藤くんの髪型は違和感しかない。
彼なりのファッション的なものなんだろうけど…。
食器を洗うやまやまに
「今度勝ったら焼肉よろしくお願いしますよ!笑」
なんて告げて、キッチン入口のわたしの目の前にきて
「王子様と頑張ってね!」
なんて意地悪な笑顔を見せた。
わたしはすかさず、
「本人には絶対に!言わないでくださいね!」
と告げた。
すると佐藤くんは
「大丈夫、潤とはそういう話できないから」
サラッと笑って言いながら背を向けて手を振り帰っていった。
「ないないないない!」
「仕事でなんて必要ねぇよ、なんかあったら店の電話にかけりゃいいんだから!」
「だって前にいた女性2人とも、じゅん交換してないっすよ」
佐藤くんから出たのは前にここで働いていた女性の話。
「イタ子ちゃん入る前に、うちらとタメの子と一個上の女の子も一緒に働いてたんだよ!
その子たちともじゅんは連らく先交換してないよ!」
予防線のつもりで言った言葉が…
ますますわたしを舞い上がらせる種になってしまった。
パッと花が咲くように、不器用な水島くんの笑顔が浮かび恋しくなった。
「やべーもう次のバイトの時間!
衝撃すぎて時間忘れてた」
などと言いながら、水道横にある鏡を見て鎖骨下くらいまである髪の毛を結び直し、あわただしく準備を始めた。
水島くんも顔にかかるくらいの男の人にしたら長めな髪型だけど…佐藤くんの髪型は違和感しかない。
彼なりのファッション的なものなんだろうけど…。
食器を洗うやまやまに
「今度勝ったら焼肉よろしくお願いしますよ!笑」
なんて告げて、キッチン入口のわたしの目の前にきて
「王子様と頑張ってね!」
なんて意地悪な笑顔を見せた。
わたしはすかさず、
「本人には絶対に!言わないでくださいね!」
と告げた。
すると佐藤くんは
「大丈夫、潤とはそういう話できないから」
サラッと笑って言いながら背を向けて手を振り帰っていった。