おもかげlover...〜最上級に最低な恋〜
「そんで?水島くんはなんて?」

「考えさせてって…
どーしよー振られたら!」

「せめて次の約束するくらいにしとけよ!笑
でも、手応えあったから告ったんだろ?」


「それはわからない…溢れちゃったんだよ、好きって伝えなきゃいられなくなっちゃったんだもーん」

「どうするんだよ…お前…笑」

「振られたらどうしよう…すごい気まずいじゃーん。
本当に気まずいじゃん。どーしよどーしよどーしよ。」


あたふたするわたしを見ながら、やまやまは相変わらず呆れた様に笑っている。


「ん?でもそのマフラー水島くんのじゃん!それはどうしたの?」

「帰る瞬間に、寒いからって巻いてくれた…」

「まじで?!うーん…好きでもない女にそんなことしないだろ…しかも過ごした時間も長めだったし」

やまやまは、真面目に考えてくれている。

「なら何を考えることがあるわけー?
えーん。
言わなきゃ良かったのかなぁ…」


「考える…かぁ…確かに。でも水島くんって真面目だからな。
クックック…なんでもう言っちゃったんだよ!」


わたしはすっかり落ち込んでいた。
やまやまは、まだ決まってない。と言ったけどそんな言葉は入ってこなくて、悪い方にばかり考えている。

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