おもかげlover...〜最上級に最低な恋〜
「ねぇ、ココア飲みたい。」

「うん、持って来な。」

「持ってきて!」

やまやまはクックッと笑いながらしょうがねぇなと、ココアを持ってきてくれた。

「イタ子ちゃんが落ち込んでるからオレ優しいでしょ?」


「うん…でも水島くんはいつもわたしに飲み物持ってきてくれるけどねぇー。あー。あの日々が恋しい…」


ちゃっかりイスに座ってダラダラとするわたし。

「まじかよ…水島くん優しいなぁ…そういうの聞いてたら付き合えそうな気がするけどな!」

「もし振られるなら、そんな優しさ全然いらない。
マフラーだってこれっぽっちも暖かくないよ」


振られることしか考えられなくて、そしたら仕事気まずいな…とか。


「まぁ、もし振られたら…
なんか旨いもの食べに連れて行ってやるよ。」


クールぶった声がキッチンに響く。

「本当に??なら失恋パーティしてよっ」

「何食いたい?好きな食べ物は?」

「やきとりーー」

やまやまはブッと吹き出し笑って

「もっと可愛いもの言えよ!笑」

「砂肝、砂肝が好き!」

「お前酒は飲まないくせに焼き鳥かよ!笑
まぁ、肉好きそうなムチムチ具合だもんな!笑」

「ムチムチ言うなー!」


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