溺愛銃弾 ~フルメタル・ジャケット~
「酔うともっと可愛くなるから、今日は酔わせるよ」
妖しく笑いながら、今度は口移しで、水くらいクセのない吟醸酒を流し込んできた。
「ダメ、帰らないと・・・」
「帰すなんて言ったっけ」
「・・・意地悪だ」
「いいんだよ、樹を好きにしていいのは僕だけだし」
目を細めて猟人の気配を漂わせる。
「キミの嫌がることして啼かせるのも優しく慰めるのも、僕だけの特権だからね」
鈍色の銃口を突き付けながら甘い脅迫。
この人の所有物になったら。壊されながら一生大事に手放してもらえないな。
でも嫌じゃない。・・・きっと。
妖しく笑いながら、今度は口移しで、水くらいクセのない吟醸酒を流し込んできた。
「ダメ、帰らないと・・・」
「帰すなんて言ったっけ」
「・・・意地悪だ」
「いいんだよ、樹を好きにしていいのは僕だけだし」
目を細めて猟人の気配を漂わせる。
「キミの嫌がることして啼かせるのも優しく慰めるのも、僕だけの特権だからね」
鈍色の銃口を突き付けながら甘い脅迫。
この人の所有物になったら。壊されながら一生大事に手放してもらえないな。
でも嫌じゃない。・・・きっと。