溺愛銃弾 ~フルメタル・ジャケット~
「最初は父親に似て無口な子だと思った。でも話しかけると、ちゃんと目を見てくれてね。いつの間にか沢崎の為って言うより、僕に振り向かせたくてしょうがなくなってたなぁ。こんなに執着する女なんか樹だけなのに」
淡い笑みが滲んで。
「俺を見くびるんじゃないよ?」
呆気なく。絡んで玉になってたものがゆるゆる解けてく。
ずっと、ただの好きでいてくれたんだ。
これからも、負い目じゃなく傍にいてもらえるんだ。
それで陶史郎さんがどこも苦しくないなら。
「・・・・・・よかった・・・」
呟きが口から零れた。胸の中で温かいものがじんわりとして。雪解けの花が開いたみたいな、・・・明かりが灯ったみたいな。
気が付けば自然に顔が緩んで。・・・ほころんでた。
淡い笑みが滲んで。
「俺を見くびるんじゃないよ?」
呆気なく。絡んで玉になってたものがゆるゆる解けてく。
ずっと、ただの好きでいてくれたんだ。
これからも、負い目じゃなく傍にいてもらえるんだ。
それで陶史郎さんがどこも苦しくないなら。
「・・・・・・よかった・・・」
呟きが口から零れた。胸の中で温かいものがじんわりとして。雪解けの花が開いたみたいな、・・・明かりが灯ったみたいな。
気が付けば自然に顔が緩んで。・・・ほころんでた。