溺愛銃弾 ~フルメタル・ジャケット~
「これでもう絶対に、僕から逃げられないからね」

なぜか印鑑まで用意されてたのは、執着っていうより執念て気がする。今まで見た中で一番、妖しく陶史郎さんがほくそ笑んだ。

「玉置、今すぐそれ出してきて」

「・・・せめて連休明けまで待ってください」

「待てない」

「駄目です」

一瞬。凄まじい殺気が空気を突き抜けて。今回は玉置さんが勝った。






< 51 / 65 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop