溺愛銃弾 ~フルメタル・ジャケット~
連休も残りわずか。陶史郎さんの腕の中にばかりいる。・・・日常に戻れるのか心配になるほど。

「沢崎にも挨拶しに行かないとね」

「・・・うん」

「やっと樹と一緒に暮らせるね」

「うん・・・」  
 
陶史郎さんの素肌に顔を寄せて。体温を心地よく感じながら、胸の中いっぱいに彼を吸い込む。・・・気持ちよくて安心できて、ここにいるのが一番好き。

「・・・陶史郎さん、・・・好き」

微睡みかけで少しふわふわしながら夢見心地に。

「大好き・・・」
< 52 / 65 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop