溺愛銃弾 ~フルメタル・ジャケット~
「・・・もう、した」

「は?!」

「苗字、『支倉』になったんだけど。ゴールデンウィーク明けに」

「エェ~~っっ?!」

上司も似たような反応だった。名前が変わっただけで、他はなにも変わらないのに何をそんなに驚かれるんだか・・・。

「式は?!」

そっちもやっぱり同じこと聞かれる。

「ジューンブライドがいいって、来月の末ぐらいかな」

「もちろん呼んでくれるんですよねッ?!」

「・・・来たいの?」

「行きたいです!!」

「・・・・・・考えとく」

「なんですか、それーっ?!」

泣き真似され、心の中でぼそっと呟いた。

期待してる出会いなら無いだろうな、・・・真っ黒いおじさん達ばっかりで。 



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