放課後Army
だから、私は沙也からの誘いは何があっても行くようにしている。
理由は1つだけじゃなかった。
必死に沙也のグループから外されないようにしているし、聞きたくもない悩みや愚痴も聞いている。
正直、そんな気分じゃない時もある。
それでも沙也の機嫌をとっているのは、悪口を言われたり、いじめの標的になるのが怖かったからだと思う。


「じゃあね、また明日」

そんな声がちらほら聞こえてくる放課後、私は委員会へと向かっていた。
16:29
あと1分で委員会は始まる。
勢いよくドアを開ける。

「遅れましたー!!」
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