いつか一緒になれたなら
痛みに耐える優理
次の日、私は仕事終わって自分の職場の内科に向かう。
浦川先生「今日はどうされましたか?」
優理は今までの体調などを先生に話す。先生にエコー検査をしてもらい、思いがけない言葉が…
浦川先生「卵巣に腫瘍の影がありますね。1度産婦人科で詳しい検査をしてもらった方がいいかもね。紹介所書いとくね」
優理「先生、大丈夫なんですかね?」
浦川先生「ちゃんと検査をしないと何とも言えないけど、治療すれば大丈夫だよ、もしかしたら手術になるかもしれないけど」
優理の頭の中は真っ白になった
とても怖かった
不安になった
泣きそうだった
崩れそうだった
死…が頭をよぎった
目の前の世界が真っ暗になった
海斗に逢いたいと思った
病院を出ながら海斗に電話をかける
すると近くでコールがなってる。コールが鳴ってる方をふと見た
そこには海斗がこっち向いて立ってた。どうやら優理の事が心配で病院まで来てたようだ。
海斗の姿が見えた瞬間こらえてた涙が溢れる…
海斗に駆け寄る
海斗「どうした?とりあえず落ち着こうよ」
優理はしばらく号泣する……
優理は落ち着いてから、病院で言われた事をすべて話す
卵巣に腫瘍がある事
産婦人科で詳しい検査をしないといけない事
もしかしたら手術しないといけない事
すべてを話す。
それを聞いた海斗は優理を抱きしめる
2人はそのままお互いの家に帰る。
家に帰るとお母さんがご飯を作って待ってた。優理は思いっきり作り笑顔をしながら
「ただいまー」
「おかえりー」
とりあえず先にお風呂に入り、食卓へ…
お母さん「どうしたの?なんかあった?」
優理「実は前からお腹の痛みがあって、今日内科を受診してきたの。そしたら卵巣に腫瘍があるような事を言われて、来週産婦人科で詳しい検査をしないといけないんだって。もしかしたら手術になるかもって」
お母さん「詳しい検査って来週のいつ行くの?お母さんも一緒に行くから」
優理は黙ってうなづく
夕食もほとんど喉を通らない……
優理は黙って部屋に戻る。窓の外を眺めながらいろんな事を考える
私、1年後生きてるのかな?
子供産めるのかな?
助かるのかな?
いろんな不安が頭をよぎったまま気がつけば朝になってた
優理は不安を抱えたまま仕事に行く。向かってる途中に海斗からLINE〜
海斗「眠れた?仕事無理するなよ。終わったらまた連絡する」
優理「全く寝れてない。連絡まってまーす」
看護師業務は大変だ!
バイタルチェック
点滴取り替え
申し送り
ベット移動
家族への対応
オムツ交換
その他諸々新米看護師は大変だ!
仕事してる間は病気の事忘れられるっていうかそんな考えてる暇はないが休憩の時なんかには痛みが思い出したかのように出てくるので痛み止めは欠かせない。
看護師の1日の業務は慌ただしく終わってく。
仕事終わって、ロッカールームで携帯チェック。
まだ海斗からのLINEはきてない。この時、すでに時間は19時。
あ〜まだ海斗は仕事なのか〜とりあえず帰ろ〜
優理は着替えて病院を出る。
帰る途中に海斗からLINE〜
海斗「今仕事終わったけど、ご飯食べた?」
優理「お疲れ様〜今帰りだよ。ご飯はまだ食べてないよ」
海斗「いい店見つけたんだけど、今から飲みに行かない?」
優理「もちろん行くでしょ〜どこで待ち合わせする?」
海斗「駅前に20時ね」
優理「了解」
20時2人は駅前で会う。
優理「なんていうお店なの?」
海斗「レッドローズ」
2人は腕をくみながらその店に向かう
大人な雰囲気のいいお店
そこで2人はカクテルをオーダーする。
優理のピッチがだんだんと早くなる。海斗は何度も止めるがそれを聞かず優理は飲み続ける。
優理「もうさぁ検査イヤだ〜」
海斗「大丈夫。オレも居るしママもいるじゃん。頑張ろ」
それでも飲み続ける
案の定…酔い潰れた。時間はもう0時すぎ
店の人にタクシーを呼んでもらう。優理を家に連れて帰ろうとするが1人にしとくのが心配だったので海斗の家に連れて帰る。そして優理に水を飲ませる。
海斗「明日も仕事だし、寝かせとくか〜」
朝になり2人は目を覚ます
海斗「おはよう、頭痛くない?大丈夫?」
優理「おはよう、全然大丈夫よ〜」
海斗「お前、酒くせぇ〜強がるな!ホントは頭ガンガンなくせに。いつもしょーもないとこで強がる」
優理「許して〜」
お互い仕事の出勤時間。朝ごはんを食べるヒマなく出勤する。
優理はいつものごとく看護師の激務をこなしていく。でもなんか変。いつもだったらこの激務に紛れてお腹の痛みはそんなに感じないのに、今日はなんか変。いつもと違う痛みが……どうしよう、かなり痛いかも
でも看護師はそうも言ってられない。次から次へと仕事が待ってる。こなすしかない。こなすしかない。こなすしかない。あともう少しで終わる……すると突然目の前が真っ暗になった。倒れたのだ。
そのまま緊急入院した。
すぐにお母さんとお兄ちゃんが駆けつける。
そして主治医の先生から説明をうける。
村野先生「優理さんから話は聞いておられますか?」
お母さん「はい、聞いてます。今回倒れたのはそれが原因ですか?」
村野先生「そうですね、さっき詳しい検査をしたところ、90%は良性卵巣嚢腫、10%が卵巣癌としか言えません。どっちなのかは手術してからじゃないと分からないとこなので、このまま入院してもらって、手術の詳しい内容、日程なんかを決めていきましょう」
お母さん「あの、あの子まだ24歳なんですよ?癌かもしれないって……本当に大丈夫なんですか?」
村野先生「大丈夫です、良性の可能性の方が高いので」
お母さん「わかりました」
お母さんは病室に戻る
点滴されて眠ってる優理をみてお母さんは悲しくてたまりませんでした。涙が出ました。涙を拭いてると優理が目を覚ました。お母さんは必死に泣いてたのがバレないように笑顔を作る。
そして先生の話をそのまま優理に伝えた
優理「わかった、大丈夫なんだよね?」
お母さん「良性の可能性の方が高いらしいから大丈夫よ〜。何か飲む?」
優理「何でもいいよ」
お母さん「しばらく入院みたいだから着替えとか持ってくるね。必要な物があったら連絡してね。飲み物も適当に買ってくるから。じゃ、お兄ちゃんお願いね」
優理「海斗にも言っててね」
お母さん「わかった、じゃ行ってくるね」
お母さんは病室を出て行った。
お兄ちゃん「久しぶりに連絡きたと思ったら倒れたとか。びっくりしたよ、マジで心配かけるなよ、お前昔から無理するタイプだから無理してたんだろう?2、3日しか居れないけと、何かあったら言ってね」
優理「ありがとう、ごめんね」
いつも元気で強気な優理がなんだか……っとお兄ちゃんは思った
時間は19時を回った。面会時間は20時まで。
海斗来るかな〜お母さん伝えてくれたかな〜
って思ったら入口のドアが開く。あっ、海斗だ〜って思ったらお母さんだった。内心がっかり。
お母さんは持ってきた着替えとかいろいろ片付けを始めた。
しばらくして海斗からLINE
海斗「ママから聞いたよ。倒れたんだって?大丈夫か?面会20時までだよね?最近仕事でバタバタしてて2、3日は行けそうにもないよ。落ち着いたら顔出しに行くね。お兄ちゃん帰ってきてるって?よかったね。じゃまた仕事しなきゃいけないからまた明日LINEするね、おやすみ」
優理「ありがとう。心配かけてごめんね。待ってるね。おやすみ」
お兄ちゃん「海斗からLINEきたの?海斗元気してんの?長く会ってないから会いたいな」
優理「元気だよ、仕事大変みたいだけど。お兄ちゃんが帰る日にちょっとだけ会えるかもね」
お兄ちゃん「海斗に会えたらいいねって海斗に言ってて」
優理「分かった、お兄ちゃん仕事頑張ってるの?彼女できたの?」
お兄ちゃん「仕事はキツイけど頑張ってるよ。彼女は生まれて30年全くいない。オレも彼女出来ればいいんだけどねぇ。優理彼氏は?」
優理「いないよ、仕事きついし、誰か癒しになってくれる人いないかな?」
お兄ちゃん「お互い頑張ろうね」
この時、このずっと後に波乱が待ち受けてるとは優理は思いもしなかった
浦川先生「今日はどうされましたか?」
優理は今までの体調などを先生に話す。先生にエコー検査をしてもらい、思いがけない言葉が…
浦川先生「卵巣に腫瘍の影がありますね。1度産婦人科で詳しい検査をしてもらった方がいいかもね。紹介所書いとくね」
優理「先生、大丈夫なんですかね?」
浦川先生「ちゃんと検査をしないと何とも言えないけど、治療すれば大丈夫だよ、もしかしたら手術になるかもしれないけど」
優理の頭の中は真っ白になった
とても怖かった
不安になった
泣きそうだった
崩れそうだった
死…が頭をよぎった
目の前の世界が真っ暗になった
海斗に逢いたいと思った
病院を出ながら海斗に電話をかける
すると近くでコールがなってる。コールが鳴ってる方をふと見た
そこには海斗がこっち向いて立ってた。どうやら優理の事が心配で病院まで来てたようだ。
海斗の姿が見えた瞬間こらえてた涙が溢れる…
海斗に駆け寄る
海斗「どうした?とりあえず落ち着こうよ」
優理はしばらく号泣する……
優理は落ち着いてから、病院で言われた事をすべて話す
卵巣に腫瘍がある事
産婦人科で詳しい検査をしないといけない事
もしかしたら手術しないといけない事
すべてを話す。
それを聞いた海斗は優理を抱きしめる
2人はそのままお互いの家に帰る。
家に帰るとお母さんがご飯を作って待ってた。優理は思いっきり作り笑顔をしながら
「ただいまー」
「おかえりー」
とりあえず先にお風呂に入り、食卓へ…
お母さん「どうしたの?なんかあった?」
優理「実は前からお腹の痛みがあって、今日内科を受診してきたの。そしたら卵巣に腫瘍があるような事を言われて、来週産婦人科で詳しい検査をしないといけないんだって。もしかしたら手術になるかもって」
お母さん「詳しい検査って来週のいつ行くの?お母さんも一緒に行くから」
優理は黙ってうなづく
夕食もほとんど喉を通らない……
優理は黙って部屋に戻る。窓の外を眺めながらいろんな事を考える
私、1年後生きてるのかな?
子供産めるのかな?
助かるのかな?
いろんな不安が頭をよぎったまま気がつけば朝になってた
優理は不安を抱えたまま仕事に行く。向かってる途中に海斗からLINE〜
海斗「眠れた?仕事無理するなよ。終わったらまた連絡する」
優理「全く寝れてない。連絡まってまーす」
看護師業務は大変だ!
バイタルチェック
点滴取り替え
申し送り
ベット移動
家族への対応
オムツ交換
その他諸々新米看護師は大変だ!
仕事してる間は病気の事忘れられるっていうかそんな考えてる暇はないが休憩の時なんかには痛みが思い出したかのように出てくるので痛み止めは欠かせない。
看護師の1日の業務は慌ただしく終わってく。
仕事終わって、ロッカールームで携帯チェック。
まだ海斗からのLINEはきてない。この時、すでに時間は19時。
あ〜まだ海斗は仕事なのか〜とりあえず帰ろ〜
優理は着替えて病院を出る。
帰る途中に海斗からLINE〜
海斗「今仕事終わったけど、ご飯食べた?」
優理「お疲れ様〜今帰りだよ。ご飯はまだ食べてないよ」
海斗「いい店見つけたんだけど、今から飲みに行かない?」
優理「もちろん行くでしょ〜どこで待ち合わせする?」
海斗「駅前に20時ね」
優理「了解」
20時2人は駅前で会う。
優理「なんていうお店なの?」
海斗「レッドローズ」
2人は腕をくみながらその店に向かう
大人な雰囲気のいいお店
そこで2人はカクテルをオーダーする。
優理のピッチがだんだんと早くなる。海斗は何度も止めるがそれを聞かず優理は飲み続ける。
優理「もうさぁ検査イヤだ〜」
海斗「大丈夫。オレも居るしママもいるじゃん。頑張ろ」
それでも飲み続ける
案の定…酔い潰れた。時間はもう0時すぎ
店の人にタクシーを呼んでもらう。優理を家に連れて帰ろうとするが1人にしとくのが心配だったので海斗の家に連れて帰る。そして優理に水を飲ませる。
海斗「明日も仕事だし、寝かせとくか〜」
朝になり2人は目を覚ます
海斗「おはよう、頭痛くない?大丈夫?」
優理「おはよう、全然大丈夫よ〜」
海斗「お前、酒くせぇ〜強がるな!ホントは頭ガンガンなくせに。いつもしょーもないとこで強がる」
優理「許して〜」
お互い仕事の出勤時間。朝ごはんを食べるヒマなく出勤する。
優理はいつものごとく看護師の激務をこなしていく。でもなんか変。いつもだったらこの激務に紛れてお腹の痛みはそんなに感じないのに、今日はなんか変。いつもと違う痛みが……どうしよう、かなり痛いかも
でも看護師はそうも言ってられない。次から次へと仕事が待ってる。こなすしかない。こなすしかない。こなすしかない。あともう少しで終わる……すると突然目の前が真っ暗になった。倒れたのだ。
そのまま緊急入院した。
すぐにお母さんとお兄ちゃんが駆けつける。
そして主治医の先生から説明をうける。
村野先生「優理さんから話は聞いておられますか?」
お母さん「はい、聞いてます。今回倒れたのはそれが原因ですか?」
村野先生「そうですね、さっき詳しい検査をしたところ、90%は良性卵巣嚢腫、10%が卵巣癌としか言えません。どっちなのかは手術してからじゃないと分からないとこなので、このまま入院してもらって、手術の詳しい内容、日程なんかを決めていきましょう」
お母さん「あの、あの子まだ24歳なんですよ?癌かもしれないって……本当に大丈夫なんですか?」
村野先生「大丈夫です、良性の可能性の方が高いので」
お母さん「わかりました」
お母さんは病室に戻る
点滴されて眠ってる優理をみてお母さんは悲しくてたまりませんでした。涙が出ました。涙を拭いてると優理が目を覚ました。お母さんは必死に泣いてたのがバレないように笑顔を作る。
そして先生の話をそのまま優理に伝えた
優理「わかった、大丈夫なんだよね?」
お母さん「良性の可能性の方が高いらしいから大丈夫よ〜。何か飲む?」
優理「何でもいいよ」
お母さん「しばらく入院みたいだから着替えとか持ってくるね。必要な物があったら連絡してね。飲み物も適当に買ってくるから。じゃ、お兄ちゃんお願いね」
優理「海斗にも言っててね」
お母さん「わかった、じゃ行ってくるね」
お母さんは病室を出て行った。
お兄ちゃん「久しぶりに連絡きたと思ったら倒れたとか。びっくりしたよ、マジで心配かけるなよ、お前昔から無理するタイプだから無理してたんだろう?2、3日しか居れないけと、何かあったら言ってね」
優理「ありがとう、ごめんね」
いつも元気で強気な優理がなんだか……っとお兄ちゃんは思った
時間は19時を回った。面会時間は20時まで。
海斗来るかな〜お母さん伝えてくれたかな〜
って思ったら入口のドアが開く。あっ、海斗だ〜って思ったらお母さんだった。内心がっかり。
お母さんは持ってきた着替えとかいろいろ片付けを始めた。
しばらくして海斗からLINE
海斗「ママから聞いたよ。倒れたんだって?大丈夫か?面会20時までだよね?最近仕事でバタバタしてて2、3日は行けそうにもないよ。落ち着いたら顔出しに行くね。お兄ちゃん帰ってきてるって?よかったね。じゃまた仕事しなきゃいけないからまた明日LINEするね、おやすみ」
優理「ありがとう。心配かけてごめんね。待ってるね。おやすみ」
お兄ちゃん「海斗からLINEきたの?海斗元気してんの?長く会ってないから会いたいな」
優理「元気だよ、仕事大変みたいだけど。お兄ちゃんが帰る日にちょっとだけ会えるかもね」
お兄ちゃん「海斗に会えたらいいねって海斗に言ってて」
優理「分かった、お兄ちゃん仕事頑張ってるの?彼女できたの?」
お兄ちゃん「仕事はキツイけど頑張ってるよ。彼女は生まれて30年全くいない。オレも彼女出来ればいいんだけどねぇ。優理彼氏は?」
優理「いないよ、仕事きついし、誰か癒しになってくれる人いないかな?」
お兄ちゃん「お互い頑張ろうね」
この時、このずっと後に波乱が待ち受けてるとは優理は思いもしなかった