いつか一緒になれたなら
忙しすぎて中々会えない2人
入院してから2週間後の手術当日。その日は朝から海斗、お兄ちゃん、お母さんが来てくれた。
優理「海斗久しぶり!元気だった?」
海斗「元気は元気だけど、仕事で疲れてるわ!誰かさんが倒れたせいで病院に呼ばれるし」
優理「ごめんね、別に帰ってもいいんだよ!」
海斗「いや、この状況で帰らんわ!」
お兄ちゃん「相変わらずやな」
そんな会話をしてるときに担当看護師さん(里美ちゃん)がバイタルチェックにくる。
里美ちゃん「血圧測らせてね〜」
〜測定中〜
180/100
里美ちゃん「血圧やばいけど大丈夫?どっか具合が悪いとかない?」
優理「ないよー」
里美ちゃん「手術まであと少しだからゆっくりしててね」
里美ちゃんはナースステーションに戻った
手術の時間ー13時から。
手術が怖い。けどやらないと。みんなには心配かけたくないから、明るく振る舞うがその様子がおかしい事にみんな気づいていたが、あえて気づかないふりをして優理に合わせる。
お兄ちゃん「大丈夫だからね」
海斗「そんなん当たり前。大丈夫に決まってるやろ」
優理「まぁね」
ママ「頑張ってくるんだよ!待ってるからね」
〜海斗の心の声〜
あいつ大丈夫かな?
強がってるくせに、今日はなぜかしおらしく見えたぞ?
もっと病院に来てやりたいけど、こんなときに限って仕事がなぁ〜
よし、今日は目がさめるまで居てやるか!
だんだんと時間が迫ってきた。するとドアが開く。オペナースの藤川さんが迎えにきた。そして私は藤川さんに連れられオペ室へ……
〜4時間後〜
無事にオペが終わり、病室に運ばれる。すると目の前には心配そうにママとお兄ちゃんと海斗が待ってた。私はまだ麻酔が効いてるようで部屋に運ばれてからもずっと寝てたようだ(後から海斗から聞いた話によると)。
目が覚めるとそこには海斗がいた。
海斗「無事に手術おわったよ」
優理は喜んだ。
優理「今何時?」
海斗「夜中の1時」
優理の意識はまだ朦朧としてる。
海斗が一言
無事でよかった〜と言った。
優理はまた寝てしまった
朝になり優理のママと交代する。その時にしばらく仕事が忙しくて来れない事を伝えててもらう事にした。
海斗は一度家に戻って着替えてからそのまま出勤。
皆さん、ここでもう一度言いますが海斗の職業はデザイナーです。
24歳ながらデザインの才能もあり、容姿端麗な海斗。もちろん言い寄ってくる女も数知れず。
この前のプレゼンで大成功をおさめ、プロジェクトの若きリーダーになってた。今回は某元アイドルグループだった子のウェディングドレスをプロデュースすることになってる為こんなに仕事が忙しくなってる。でも海斗は仕事が楽しくて仕方ない。優理には悪いけど、お見舞いの時間を割いてまでも絶対にこの仕事は成功させないといけない。なので必死にデザイン画を描く。あまりに仕事に集中し過ぎて昼ごはんも忘れたりする事もしばしば。
海斗「よし、このデザイン画明日までに仕上げなきゃ」
チーム一丸となってやるしかない!
〜海斗の心の声〜
そうだ、優理は目覚めたかな?もう夕方だけど、ちょっと連絡してみようかな
プルルルルプルルルル📲
優理ママ「はい、もしもし」
海斗「あっ、おばさん、こんにちは。優理の調子はどんなですか?」
ママ「ちょっと待ってね、今変わるから」
優理「もしもし?海斗?ちゃんと仕事してる?」
海斗「してるわ!心配して電話かけたのにその調子じゃ元気そうだな!」
優理「傷はかなり痛いけどなんとか生きてるわ〜、さっきママに聞いたよ。仕事忙しいんでしょ?こっちは気にしないで頑張って!でもLINEは毎日必ずね👹」
海斗「わかってるよ、お前怖いな〜笑。必ずLINEはする。お前ゆっくり休めよ。じゃーな」
海斗はなぜかニコニコ。アシスタントの女の子が不思議な顔して眺めてる。それを気にせず海斗は仕事に没頭する。
ようやくデザイン画が出来上がったのは夜中の23時。
はぁ、疲れた〜早よ帰ろ〜
とその前に優理にLINEしとかないと殺される
海斗「お疲れ様〜今終わったわ〜マジ疲れた〜腹減った〜早く寝たいわ〜」
優理「お疲れ様〜今点滴中。血管が痛いよ〜。無理しないでね〜おやすみ〜」
海斗「痛いのは我慢しろ〜。おやすみ〜」
海斗は家に帰ってバタンキュー。
一方優理はあともう少しで今日の点滴終了!そのまま海斗に会いたいと思いながら寝る。
次の日の朝、主治医の村野先生が往診にくる。術後に熱が高いのが気になってた。
胸の音聴いたり傷口みたりする。
先生は笑顔で大丈夫ですねーと言ってくれた。だが、まだ熱もあった為、点滴はまだしないといけないと言われた。まぁ仕方がない。手術をしたのだからと言い聞かせるけど、やっぱり傷がどうかある。お腹が張ってるのかな〜?なんか違和感あり。看護師の里美ちゃんに相談する。するとちょっとガスが溜まってるのかもね〜ガスがでるとお腹の違和感が少しはなくなるんじゃないかな?と言われた。
ちょっと何かあると心配になる。
あーぁ、早く良くならないかな〜?
海斗は頑張ってるかな〜?
その頃、海斗は遅めの昼食。今日はオムレツ。
海斗は優理にLINEをする
海斗「体調どう?お前の事やから会いたいとか思ってたやろ?でも仕事だからなぁ。どこも痛くない?たまには強がらなくてもいいからね。」
優理「お腹が張って痛い。会いたいけどでも仕事頑張ってね。私は大丈夫だよ」
海斗「大丈夫って大丈夫じゃないやろ?会いたいんやろ?もうちょっと待っててね」
優理「うん、待ってる。でも無理はしないでね。ありがとう。頑張って!」
海斗「お前もな!」
優理「海斗久しぶり!元気だった?」
海斗「元気は元気だけど、仕事で疲れてるわ!誰かさんが倒れたせいで病院に呼ばれるし」
優理「ごめんね、別に帰ってもいいんだよ!」
海斗「いや、この状況で帰らんわ!」
お兄ちゃん「相変わらずやな」
そんな会話をしてるときに担当看護師さん(里美ちゃん)がバイタルチェックにくる。
里美ちゃん「血圧測らせてね〜」
〜測定中〜
180/100
里美ちゃん「血圧やばいけど大丈夫?どっか具合が悪いとかない?」
優理「ないよー」
里美ちゃん「手術まであと少しだからゆっくりしててね」
里美ちゃんはナースステーションに戻った
手術の時間ー13時から。
手術が怖い。けどやらないと。みんなには心配かけたくないから、明るく振る舞うがその様子がおかしい事にみんな気づいていたが、あえて気づかないふりをして優理に合わせる。
お兄ちゃん「大丈夫だからね」
海斗「そんなん当たり前。大丈夫に決まってるやろ」
優理「まぁね」
ママ「頑張ってくるんだよ!待ってるからね」
〜海斗の心の声〜
あいつ大丈夫かな?
強がってるくせに、今日はなぜかしおらしく見えたぞ?
もっと病院に来てやりたいけど、こんなときに限って仕事がなぁ〜
よし、今日は目がさめるまで居てやるか!
だんだんと時間が迫ってきた。するとドアが開く。オペナースの藤川さんが迎えにきた。そして私は藤川さんに連れられオペ室へ……
〜4時間後〜
無事にオペが終わり、病室に運ばれる。すると目の前には心配そうにママとお兄ちゃんと海斗が待ってた。私はまだ麻酔が効いてるようで部屋に運ばれてからもずっと寝てたようだ(後から海斗から聞いた話によると)。
目が覚めるとそこには海斗がいた。
海斗「無事に手術おわったよ」
優理は喜んだ。
優理「今何時?」
海斗「夜中の1時」
優理の意識はまだ朦朧としてる。
海斗が一言
無事でよかった〜と言った。
優理はまた寝てしまった
朝になり優理のママと交代する。その時にしばらく仕事が忙しくて来れない事を伝えててもらう事にした。
海斗は一度家に戻って着替えてからそのまま出勤。
皆さん、ここでもう一度言いますが海斗の職業はデザイナーです。
24歳ながらデザインの才能もあり、容姿端麗な海斗。もちろん言い寄ってくる女も数知れず。
この前のプレゼンで大成功をおさめ、プロジェクトの若きリーダーになってた。今回は某元アイドルグループだった子のウェディングドレスをプロデュースすることになってる為こんなに仕事が忙しくなってる。でも海斗は仕事が楽しくて仕方ない。優理には悪いけど、お見舞いの時間を割いてまでも絶対にこの仕事は成功させないといけない。なので必死にデザイン画を描く。あまりに仕事に集中し過ぎて昼ごはんも忘れたりする事もしばしば。
海斗「よし、このデザイン画明日までに仕上げなきゃ」
チーム一丸となってやるしかない!
〜海斗の心の声〜
そうだ、優理は目覚めたかな?もう夕方だけど、ちょっと連絡してみようかな
プルルルルプルルルル📲
優理ママ「はい、もしもし」
海斗「あっ、おばさん、こんにちは。優理の調子はどんなですか?」
ママ「ちょっと待ってね、今変わるから」
優理「もしもし?海斗?ちゃんと仕事してる?」
海斗「してるわ!心配して電話かけたのにその調子じゃ元気そうだな!」
優理「傷はかなり痛いけどなんとか生きてるわ〜、さっきママに聞いたよ。仕事忙しいんでしょ?こっちは気にしないで頑張って!でもLINEは毎日必ずね👹」
海斗「わかってるよ、お前怖いな〜笑。必ずLINEはする。お前ゆっくり休めよ。じゃーな」
海斗はなぜかニコニコ。アシスタントの女の子が不思議な顔して眺めてる。それを気にせず海斗は仕事に没頭する。
ようやくデザイン画が出来上がったのは夜中の23時。
はぁ、疲れた〜早よ帰ろ〜
とその前に優理にLINEしとかないと殺される
海斗「お疲れ様〜今終わったわ〜マジ疲れた〜腹減った〜早く寝たいわ〜」
優理「お疲れ様〜今点滴中。血管が痛いよ〜。無理しないでね〜おやすみ〜」
海斗「痛いのは我慢しろ〜。おやすみ〜」
海斗は家に帰ってバタンキュー。
一方優理はあともう少しで今日の点滴終了!そのまま海斗に会いたいと思いながら寝る。
次の日の朝、主治医の村野先生が往診にくる。術後に熱が高いのが気になってた。
胸の音聴いたり傷口みたりする。
先生は笑顔で大丈夫ですねーと言ってくれた。だが、まだ熱もあった為、点滴はまだしないといけないと言われた。まぁ仕方がない。手術をしたのだからと言い聞かせるけど、やっぱり傷がどうかある。お腹が張ってるのかな〜?なんか違和感あり。看護師の里美ちゃんに相談する。するとちょっとガスが溜まってるのかもね〜ガスがでるとお腹の違和感が少しはなくなるんじゃないかな?と言われた。
ちょっと何かあると心配になる。
あーぁ、早く良くならないかな〜?
海斗は頑張ってるかな〜?
その頃、海斗は遅めの昼食。今日はオムレツ。
海斗は優理にLINEをする
海斗「体調どう?お前の事やから会いたいとか思ってたやろ?でも仕事だからなぁ。どこも痛くない?たまには強がらなくてもいいからね。」
優理「お腹が張って痛い。会いたいけどでも仕事頑張ってね。私は大丈夫だよ」
海斗「大丈夫って大丈夫じゃないやろ?会いたいんやろ?もうちょっと待っててね」
優理「うん、待ってる。でも無理はしないでね。ありがとう。頑張って!」
海斗「お前もな!」