アッファシナンテ
花恋「ショッピングに行きたいわ。」
遼「ショッピング?
悪いけど、女物の服屋とか
俺、パスだから。」
花恋「洋服屋さんじゃなくて
家具屋さんへ行きたいのよ。」
遼「家具屋?」
花恋「ベッドを買いたいの!」
彼とデートをしながらも
いつもどこか春川の事を考えていた。
昨日寝転んだ春川のベッドの事が
ずっと気になっていた。
春川に黙って勝手な事をした
罪滅ぼしなんかじゃない。
春川にはもっといいベッドで
眠って欲しかった。
疲れを取って欲しかった。
だから、どうして今日、彼と一緒に
春川のベッドを買いたかったんだ。