アッファシナンテ
ーピンポン
インターホンの音を聞いた私は
ものすごく迷った。
私の想像では、このベッドが
運ばれてくる時、春川に
ありがとうと言ってもらっている
予定だった。なのに...
目の前にいる春川は怒っている。
でも、今ここで私が行かなければ
この屋敷にいる誰かが行ってしまう。
どうしてもそれだけは嫌だった。
私は春川の顔を見ずに玄関へと向かう。
業者「お荷物お運び致しました。
どちらに運びますか?」
花恋「その部屋へお願いします。
1つベッドが置いてあるので
それを撤去してから置いて下さい。」
業者「分かりました。」