アッファシナンテ

~花恋side~


パーティーを終えた私は
車に乗り込みシートに寝転がる。

パーティーには慣れているはずなのに
今回のような大規模なパーティーは
やはり気疲れしてしまう。

取り繕った笑顔で挨拶し
お父様に呼ばれては
沢山の人達とお話して
人混みがあまり好きではない
私にとってはとても窮屈な場所だった。

何だかすごく彼に会いたくなった。
彼に会って話を聞いてもらいたい。
パーティーの話をすればきっと
彼はまた私の事をお嬢様扱いするけれど
それでも彼に会いたかった。
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