アッファシナンテ

隼也「そのくらいにしとけば?」

泣いている彼女の涙を手で拭うと
隼也は鋭い視線を俺に向けた。

隼也「元はと言えば
花恋ちゃんのテーブルを離れた
遼が悪いんじゃない?
自分の事は棚に上げといて
花恋ちゃんや俺を責めるなんて
お門違いだよ。」

隼也は本当に汚い。
弱さに漬け込み綺麗事を並べ
人の客を奪っていく。

そもそもの原因は自分だって
言うのに・・・それが隼也の
常套手段だ。

遼「こいつが何も知らない事を
いい事に騙そうとしたくせに
偉そうな事言ってんじゃねぇぞ!
隼也、てめぇは腐ってる。」

普段なら許せる。
でも、このお嬢様の事に関しては
そうはいかなかった。

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