アッファシナンテ

花恋「何度もあくびをしているから。
きっと、お疲れなんだろうなって。」

遼「悪い。あんたに
気遣わせるつもりなかったんだけど
まだ昼間に慣れてなくてさ。
太陽を見ると眠くなる。」

花恋「心地よい陽気は
眠気を誘うものね。」

遼「大丈夫だから。疲れてない。
あんたは気にしなくていいよ。」

ショパンの英雄ポロネーズが
力強い音を奏でる。

とてもいい音色だ。
きっと昔ながらのレコードで
かけているのだろう。
< 173 / 540 >

この作品をシェア

pagetop