アッファシナンテ
初めてデートした日よりも
ほんの少しだけ機嫌の良い
表情をした崎本さんがそこにはいた。
春川「いってらっしゃいませ。」
車を降り彼の元へ向かうと
彼は小さく手を挙げた。
そのまま私たちは
近くの公園へと向かう。
月曜日だからか、以前よりも
親子の数が少ないように思えた。
花恋「あなたにお弁当を作ってきたの。」
遼「あんたが作ったのか?」
花恋「ええ、そうよ。」
遼「へぇ、意外。
あんたって料理出来るんだ。」