アッファシナンテ
だけど、分からない。
今の話と私の質問は
全くの別物のように感じた。
花恋「あなたが私に別れを告げた
理由とそれとは別問題ですわ。
私はどうして、もう二度と私と
会わないのかその理由を聞きに来たの。」
遼「言っただろ?
俺は言った事ややった事の
責任は取らないって。
気まぐれだから、理由はない。
でも、俺があんたを選ばなかった
理由はあんたが切り捨てる側の
人間だからだ。」
花恋「あなたは...
切り捨てられた側の人間ですの?」
遼「· · ·そうだよ。」
こんな崎本さんを見たのは
初めてだった。
まるで幼い子供のように小さくて
いつも私に知らない事を
教えてくれる崎本さんとは
違う人みたいだった。