アッファシナンテ
遼「俺は幼い頃に母親を亡くし
父親と二人暮しだった。
俺が小学生の頃まで父は
ある大会社の子会社で働いていた。
でも、突然解雇された。
理由は、父が昔に起こした
暴力事件が原因だった。
仕方がない。昔に警察の世話になった
父が悪い。そう言われてしまえば
元も子もない。...解雇された父は俺を
養うために一生懸命、再就職先を探した。
でも、見つからなかった。」
花恋「どうしてですの?」
遼「..それは表向きの理由だったから。
父はその子会社の経理部長だった。
大会社との取引に不審な点を見つけた
父はその原因を突き止め
知らなくてもいい事を知ってしまった。
それを社長に伝えた父はしばらくして
解雇された。父は切り捨てられたんだよ。」
花恋「知らなくてもいい事って
何でしたの?」
遼「粉飾決算だよ。」