アッファシナンテ
遼「言い切れるのか?
あんたの執事が給料も貰わずに
本当にあんたを守ってくれるって
心配してくれるって、そう
言い切れるのか?」
彼女は涙を流した。知っている。
彼女の涙はいつも執事のものだ。
遼「世の中は結局、金だよ。
金が全てなんだ。
あんたから金を取ったら
何にも残んねぇよ。」
春川「おやめください!」
花恋「春川!」
春川「私共のお嬢様に
無礼な発言はおやめください。」
遼「ヒーローのご登場か?」
春川「花恋様は私の大切なお嬢様です。
相手が崎本様であっても
お嬢様を傷付けるなど許しません。」
本当にこの執事は最後の最後まで
俺の事をイライラさせる。