アッファシナンテ
控室に入ると珍しく
隼也が俺よりも早く出勤していた。
遼「おう。」
隼也「No.1がこんなにも早く
出勤しちゃダメだろ。」
遼「別にいいだろ。」
隼也「お前が良くても他の奴が
気にする。そろそろNo.1の
自覚持った方がいいんじゃない?」
遼「興味無い。No.1だろうが
ヘルプだろうがこの店で働く
従業員である事に変わりはない。」
隼也「そうゆうのウザイね。」
遼「会ってそうそう文句かよ。」
隼也「俺がNo.1になったら
威厳は大切にするけどな。
この街のトップの店のNo.1。
この街で働くホスト皆が目指す
場所にいるお前が、そんなんだって
知ったらガッカリするだろ。
お前の地位を目指してるホスト達の
夢を壊さないためにも、その権威を
守るべきだと俺は思うけど。」