アッファシナンテ
遼「あんたはあんただろ。
日比野だろうが藤堂だろうが
あんたって人間は一人しかいない。
名前がどうであれ、ありのままの
あんたでいられるのなら
それでいいんじゃない?
どうしても、あんたが藤堂の姓を
名乗りたいのなら、その時は
会社の人間にあんたが藤堂財閥の娘だって
バレてもいい覚悟が出来た時だと思う。」
花恋「私が藤堂の姓を名乗ったら
どうして周りの人達に分かってしまうの?」
遼「じゃあ、逆に聞くけど
あんたは何で今、藤堂の姓を名乗らないの?
あんただって分かってるだろ?
藤堂 花恋。その名を名乗ってしまえば
藤堂財閥の人間だと分かってしまうから
だから、わざわざ日比野って姓を
名乗る事にしたんじゃないのか?」