アッファシナンテ
ったく。何なんだよ。
何で...この人はこうなんだよ。
俺はコートを脱ぎ花恋にかけ
中に着ていた1枚のシャツを
昨日の雨で出来た水たまりに
放り投げた。
花恋「崎本さん!何してますの?」
寒空の中、長袖のTシャツ
1枚はさすがに寒かったけど
目の前のこの人に
風邪を引かれるよりは
よっぽどマシだ。
遼「あんた無茶苦茶なんだよ。
本当、まじで意味不明。」
花恋は慌てて俺に
俺のコートをかけようとする。
遼「あんたがそれを返すなら
手伝わない。」
花恋「え?」