アッファシナンテ

遼「何で突然あんなものを
売ろうって言ったんだよ?」

花恋「あなたの過去の話を聞いた日に
沢山考えたの。あなたの言う通り
私が例え、切り捨てる側の
人間だったとしても
いや、だからこそ切り捨てない側の
人間にだってなれると思ったのよ。
困ってる人達に手を差し伸べられるのは
私なんじゃないかと思ったの。
だから、私はそんな人達を助ける
会社を作りたかったのだけれど
お父様に反対されて上手くいかなかったの。
そんな時、橋爪さんに出会った。
可愛いぬいぐるみを私に下さった。
何か助けられる事はないかしら?
橋爪さんに幸せになってもらう方法は
ないかしら?ってそう思っていたら
思い付いてしまったのよ。」

本当に花恋らしい。
心優しい想いだった。

傷つけるためだけに言った
俺の言葉を受け止め優しさに
変えてくれる。
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