アッファシナンテ
花恋「おいくら必要ですの?」
遼「は?」
花恋「あの人達にいくら払えば
あなたはこの先も殴られずに
済みますの?」
遼「何言ってんだよ、あんた。」
花恋「私が払います。」
遼「意味分かんねぇ。
そんな胡散臭い話
誰が信じると思う?」
花恋「明日、お金を持ってきます。
おいくら必要ですの?」
遼「1000万だよ。」
花恋「分かりました。」
遼「バカじゃねぇの?
明日までに1000万なんて
用意出来る訳ねぇだろ。」
花恋「明日、必ずお持ちします。」
私がそう言うとその人は
深いため息をつきながら
店内へと戻って行った。