アッファシナンテ
花恋「私だってそうよ。
ここへ来る時は存分に楽しみたいと
思っているわ。」
遼「あんたは違うよ。
楽しくない時は楽しくない顔をするし
心配事がある時は落ち着かないし
落ち込んでる時は店に入って来た瞬間から
落ち込んでるんだなって分かるから。
無理に笑顔を作ったりせず
あんたは心の底から楽しい時にしか
笑わないから。...いつか、この店で
俺と隼也が喧嘩した事があったろ?
あの日、遠巻きにあんたの事見ててさ
隼也と話してる時、あんたは笑顔を
見せなかったから、だから俺は
あんたの所へいったんだよ。」
花恋「隼也さんは私を
楽しませようとしてくれたわ。」
遼「楽しませようと努力する。
ホストとしては当たり前な事だよ。」
花恋「あなたは何が言いたいの?」
手遅れになる前に伝えたかった。
回りくどく沢山の事を言ったけど
俺の伝えたい言葉は決まっている。
初めから1つしかない。