アッファシナンテ

春川「お店の方は私がご用意
しておきます。では。」

久利生「あの、春川さん。」

春川「どうされました?」

久利生「花恋お嬢様の
好きな物をお聞かせ願えませんか?」

春川「何故でしょうか?」

久利生「いや、お恥ずかしい話
あまり女性と接する機会がなくて...
手土産に何を選べばいいのか
困っているんですよ。」

分かっている。
私は執事なのだから。

向こう方が私に頼る事は
何もおかしい事ではない。でも...
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