アッファシナンテ

久利生「...はは。それはご最もだ。
そうですね、そうします。
花恋お嬢様に直接聞いてみます。
春川さん。アドバイスを頂き
ありがとうございます。」

当然の事だと思う。
勘違いするのは当たり前な事だ。

誰も、執事がお嬢様に
恋をしているなどとは思わない。
その言葉は前向きにアドバイスとして
理解される事も無理はない。

そもそも、執事がお嬢様に
恋をする事など有り得ないのだから。

でも、私の場合はどうだろうか?

幼い頃にお嬢様に恋をし
お嬢様に仕えるために執事になった
私の恋は本当に許されない恋なのだろうか。
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