アッファシナンテ

~花恋side~


仕事を終えいつもの場所へ向かうと
彼は本当に私の事を迎えに来てくれていた。

いつも、春川の車が停まっている
その場所に見知らぬ車が
停まっているのは何だかとても変だった。

遼「おかえりなさいませ。花恋様。」

春川の口調に似せたおどけた表情の彼。
彼を見ると自然と笑顔になってしまう。

花恋「春川は花恋様なんて言わないわ。」

遼「じゃあ、何て言うの?」

花恋「お嬢様よ。」
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