アッファシナンテ
花恋「失礼よ。」
だけど、彼女にはそんな
褒め言葉、通用しない。
本当に隼也は何も分かってない。
彼女という人間を。
そんじょそこらの女が喜ぶ
褒め言葉など彼女には
逆効果なのに。
花恋「名前はね、両親が一生懸命
考えてつけてくれたものなの。
世界にたった一つしかない宝物なのよ。
それを、そんな風に言うなんて失礼よ。」
隼也「いや、俺は...」
驚くだろう。戸惑うだろう。
俺も初めはそうだったから。