アッファシナンテ
花恋「...あなたが?」
私の事を1番に考えてくれる春川が
いつも、私の事を守ってくれる春川が
崎本さんとの恋を応援してくれている
春川が、そんな事をするなんて
信じられなかった。
春川「旦那様はおっしゃっていました。
自分はいつ死ぬか分からない。
もしもそうなった時お嬢様が
1人では心配だと。せめて将来の
伴侶くらい見つけてあげたいと
申しておりました。
そんな旦那様のお気持ちを
無視出来ませんでした。
ですが、そのせいで
お嬢様を傷付けてしまう。
望んでもいない結婚を強いられてしまう。
ですから、お嬢様。お決め下さい。
明日までにお嬢様のお気持ちを
お聞かせ下さい。お嬢様のお気持ちを
旦那様に伝えた後...私は
お嬢様の執事を辞めます。」
いくら、お父様の頼みでも
断って欲しかった。
でも、これは私のワガママだ。