アッファシナンテ
花恋「だったらどうしてあなたは
施設へ行ったの?
あなたがそう思っているのなら
ずっとお父様と一緒に...」
遼「そうだよ。選べばよかった。
でも、俺は選ばなかった。
俺が最も恐れているのはね...
好きな人からの拒絶なんだ。
相手が離れてしまう前に
自分の方から離れたんだ。
...でも、無理だ。
あんたからは離れられない。」
花恋「どうして?」
遼「気付いてないの?」
花恋「気付くって?」
遼「あんたが好きなのは俺じゃない。
だから、俺はあんたに
真実を打ち明けられる前に
離れたんだよ。」
花恋「よく分からないわ。
私が一体、別の誰の事を
思っているって言うの?」