アッファシナンテ
~花恋side~
謝って欲しくなかった。
今日、知った。久利生ホールディングスの
ご子息とお食事をしてる最中も
私は崎本さんの事ばかり考えていた。
崎本さんは間違ってる。
私の頭の中はいつも崎本さんの事で
いっぱいなのに、崎本さんが
そう思えないのは私が春川に
頼り過ぎているせいだと思った。
花恋「1度、屋敷へ戻って...」
遼「なぁ、花恋。
俺たち一緒に住めないかな?」
花恋「え?」
遼「一緒にいたいんだ。
花恋が店に来る時だけしか
会えないのは嫌なんだ。
俺は毎日、花恋に会いたい。」
答えを知った、今。