アッファシナンテ
春川「あなたが想像するよりも
きっと大変ですよ。」
遼「うん、知ってる。」
春川「もしも、あなたがお嬢様の事を
大切に出来ていないと私が
感じた時は有無を言わさず
お嬢様を屋敷に連れて帰ります。
それで、よろしいですか?」
遼「うん。」
春川「ですから、お嬢様の事を
どうかよろしくお願い致します。」
遼「あんたに迷惑はかけない。
約束するよ。」
春川「安心...していますよ。
崎本様と一緒なら
お嬢様は幸せになれます。」
やっぱり最後の最後まで
執事はお嬢様の執事のままで
明日から路頭に迷うかもしれない
不安を微塵も俺には見せなくて
...多分、こんな人だから
花恋は好きになったんだと思った。
その瞬間、俺は負けを認めたんだ。