アッファシナンテ

そのお金を持って私は昨夜行った
ホストクラブへと足を運ぶ。

昨日は凄く賑わっていたのに
夕方のその街はとても物静かで
何だかとても寂しい街だった。

遠慮がちに私はその店の扉を開いた。

ーガチャ

ボーイ「ごめんね、お客さん。
うちの店19時からだから。」

花恋「あの、No.1の人はいますか?」

ボーイ「え?遼くん?
うん。‥ちょっと待ってて。」

しばらくすると昨日殴られていた人が
奥の扉から顔を出す。
その人は私の顔を見るなりため息をついた。
< 41 / 540 >

この作品をシェア

pagetop