アッファシナンテ
愛する人
~花恋side~
それから、しばらくして
私と春川は恋人同士になった。
もちろん、お父様には内緒で。
私はすぐにでも
話せばいいと言ったのだけれど
春川に止められた。
私には分からないけれど
春川が言うにはお父様が
その事を知れば、春川は
この屋敷から追い出されるらしい。
だから、春川に従う事にした。
いつものように柔らかな日差しと
春川の声で目が覚める。
春川「おはようございます。
花恋お嬢様。」
時計を見るとまだ
6時45分だった。
花恋「春川、あなたの勤務時間は
朝の7時から夜の7時まででしょ?
まだ、今は6時4...ッッ」
春川の唇と私の唇が重なる。