アッファシナンテ
ーピピピピッピピピピッ
7時に合わせておいた
アラームのボタンを押すと
春川は柔らかな表情を見せる。
春川「参りましょうか、お嬢様。
旦那様がお待ちですよ。」
そして、執事としての春川に
戻ってしまうんだ。
私がダイニングへ向かうと
春川の言う通りそこには
お父様がいた。
花恋「おはようございます。
お父様。」
父「ああ、おはよう。」
いつも通りに春川は私の
斜め後ろに立ち、私は
朝食を口にする。
父「皆と同じ時間に出社するのは
大変だろう?たまには朝寝坊くらい
してもいいんだぞ。」