アッファシナンテ
会社を出た私は崎本さんが
勤めているホストクラブへと
足を運んだ。
以前働いていた会社から
より近くなったその場所は
徒歩でも行ける距離だった。
ーチン
何度となく乗った
エレベーターがその階で
止まると、やっぱり今日も
その場所は賑わっていた。
オーナー「いらっしゃいませ。藤堂様。」
花恋「崎本さんはいるかしら?」
オーナー「遼ですか?...遼は...」
隼也「お!花恋ちゃん!
久しぶりじゃん!」
花恋「ご無沙汰しております。
隼也さん。」