アッファシナンテ
私への想いは一時の気の迷いだと
言われてしまえば私は...
どうなるのだろう。
一歩踏み出してしまったから
もう元には戻れないように思う。
今まで通りお嬢様を...なんて
そんな風には思えない。
崎本様に恋をするお嬢様の
応援など今の私には出来ない。
分かってはいるけれど違うんだ。
最も大切にしなければならないのは
私の気持ちなんかじゃない。
お嬢様の気持ちなのだと。
春川「...ショックを受けると思います。
それでも、お会いになりますか?」
花恋「...ええ。会いたいわ。」
春川「かしこまりました。
車を表に回してまいります。
お嬢様も支度を整えて下さい。」
これで、いいんだ。
いいんだよ、きっと。