アッファシナンテ

相変わらず無茶苦茶な事を言う
このお嬢様の事を...
愛おしいと思ってしまう。

2人共好きだなんて
その本人が両方共いる前で
平然と言えてしまう神経を
きっと皆が疑うだろう。

でも、俺は思わない。
...きっと執事も思わない。
だって仕方のない事だから。

花恋は本当に両方共、好きなのだから。

遼「俺は今、生きてるよ。
でも、死ぬよ。あんたの父親に
金出して貰って向こうへ行っても
生きて帰って来られるか分からない。
...いいんだよ、きっと。
初めから命なんて諦めてる。
だからさ俺の事はいいから
あんただけは幸せになってよ。」

花恋「聞かせて頂けませんか?
あなたは本当に私の事が嫌いですの?
春川の事を好きだと言う
私の事は嫌い?少しも好きだという
気持ちは残っていないの?」
< 467 / 540 >

この作品をシェア

pagetop