アッファシナンテ

春川「崎本様が何と言おうと
お嬢様は待ち続けますよ。
あなたの帰りを。ずっと。
だから、生きて下さい。」

...きっと、その人は泣いていた。
俺の無事を願って。

遼「何なんだよ。
あんたが泣くから
こっちまで泣けてくるだろ。」

春川「泣けばいいのですよ。
辛い時、涙を流せば
ほんの少し、楽になれます。
...お願いですから。
1人で生きようなどと思わないで下さい。
崎本様にはお嬢様がついてます。
旦那様も応援して下さってます。
微力ながら私もおります。
ですから、負けないで下さい。」

...何で今になってこんな人達と
俺は出会ってしまったんだろう。
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