諦めるには値しない

ーガタン

珀斗は椅子と机を蹴り飛ばし
無言のまま教室を出て行く。
珀斗は俺と話す気なんてないらしい。

珀斗が話さなかった
その真相を確かめるために
一年の教室へ向かうと
珀斗と同じ傷を作った庄司がいた。

昴「庄司。」

庄司「昴にぃ。どうしたんすか?」

昴「昨日、何があった?」

庄司「珀斗さんから聞いてないんすか?」

昴「ああ。」
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